SSBJ基準とISSB基準の差異の一覧等(SSBJ)

サステナビリティ基準委員会 (SSBJ) は2025年4月1日、「SSBJ基準とISSB基準との差異の一覧」 「SSBJ基準とISSB 基準の項番対照表」を公表しました。主な内容は以下のとおりです。(リリース抜粋)
Read Moreサステナビリティ基準委員会 (以下「SSBJ」という。) は、本日、「SSBJ基準とISSB基準の差異の一覧」(以下「『差異の一覧』」という。) を公表いたします。この文書の内容は、SSBJの母体組織である公益財団法人財務会計基準機構 (FASF) と、国際サステナビリティ基準審議会 (以下「ISSB」という。) の母体組織であるIFRS®財団により確認されています。
SSBJは、2025年3月5日に、SSBJ基準を公表いたしました。SSBJ基準の開発にあたり、SSBJは、その基本的な方針として、IFRSサステナビリティ開示基準 (以下「ISSB基準」という。) と整合させることとしました。「差異の一覧」は、その読者がSSBJ基準とISSB基準がどれだけ整合しているのかを理解することを可能にします。
また、SSBJは、本日、「SSBJ基準とISSB基準の項番対照表」も公表いたしました。この文書は、ISSB基準の各パラグラフがSSBJ基準に取り入れられているかどうか、取り入れられている場合に、どこに取り入れられているのかを説明しています。
川西安喜SSBJ委員長は、次のように述べています。
「『差異の一覧』の内容について合意できたことを大変喜ばしく思っており、この節目を迎えるにあたってのISSBの支援に感謝いたします。関係者はこの情報を求めており、今後はSSBJ基準とISSB基準がどれだけ整合しているのかを理解することができます。我々の目標は、基準の適用によりもたらされる情報の比較可能性を達成することにあり、今後国内外でどのように開示実務が発展するのかをモニタリングすることを約束しています。」
スー・ロイドISSB副議長は、次のように述べています。
「ISSBは、SSBJがSSBJ基準をISSB基準と整合するように設計するとの方針を追求したこと及び達成された整合性の程度について称賛いたします。ISSB基準と機能的に整合した結果をもたらすように設計されたSSBJ基準の公表は、資本市場にとって、サステナビリティ関連開示のグローバルな比較可能性を促進するうえで重大な節目となります。我々はこの重要な進展に拍手を送り、SSBJ、日本の関係者及び日本の規制当局がSSBJ基準の適用について決定するにあたり、これらの団体等との関与を継続することを楽しみにしています。」
SSBJウェブサイト
詳細については、ASBJウェブサイトをご覧ください。
SSBJとISSBがSSBJ基準とISSB基準の間の整合性を確認